【おうちモンテ】ニトリのカラーボックスでモンテッソーリの教具棚を設置。子供の自主性がみるみる育つ家づくり。
仕事復帰のために整理収納アドバイザー2級を取得し、おうち環境の整理整頓を実行したところ、家事ストレスがかなり減りました。
そして、おうちモンテの教具も色々と増えてきたため、綺麗に整理整頓されたホームモンテッソーリ環境を作るべく、ニトリのカラーボックスでお仕事空間を作りました。これからおうちモンテを取り入れる際の参考になれば。
教具棚とは
モンテッソーリのお仕事は、1つ1つに目的があり、お仕事が1つにまとまっています。
例えばシール貼りのお仕事は、シールのごみを捨てる容器までがセットになって、トレーに設置されています。
子供は、好きな時に、好きなお仕事をトレーをさっと取り出すことでスタートできるのです。
これは海外のモンテッソーリ園の様子ですが、このようにお仕事が1つ1つ整理整頓された状態で、綺麗に棚に並べられています。
とても美しいですね。
そこで、我が家でも、なるべく子供の自由選択ができる環境を作るべく、教具棚を設置し、リビングの横にお仕事空間を作りました。
教具棚の候補
教具棚って、モンテッソーリ園などで使用されているのはかなり高額・・・
学研さんのHPの本格的な教具棚で約5~7万円というお値段です。ちょっと素人にはハードルが高いですね。
教具棚に適切なサイズは?
学研で販売されているサイズを参考に、どれくらいのサイズが適切なのか考えてみました。
高さは
モンテッソーリ教具は2~3歳までの乳児用と、3~6歳の教具に分けられることが多く、従って理論上では乳幼児用とそれ以上とで教具棚を分ける方がやりやすいと思われます。
しかしなかなか家でそこまでの贅沢なスペースが無いのが現状だと思います。
学研では乳幼児用教具棚は、高さが60センチで下記のように3段の構成になっていました。
子供の身長にもよりますが、乳幼児向けであれば60センチ~80センチが手が届きやすいサイズなのでは。
乳幼児向けと分けない場合は、高さは置ける場所に合わせていいと思います。実際我が家では教具を模範に入れ替えることで、高さによる取りにくさを解消しています。
奥行と横幅は?
学研の教具棚では奥行が23~30 横幅は60~90でのラインナップでした。
ちなみに下記画像は奥行きが23、横幅90センチの画像。トレーの大きさにもよりますが、幅が90センチあればおおよそ2~3個のお仕事を1段に置くことが可能です。
よくキチキチに置いている方がいるのですが、子供が手を入れて取れる余裕が無いと、子供は取り出しにくさを感じてしまいます。たくさんの教具を置きたい気持ちもわかるのですが、できれば教具はゆとりを持って敏感期にあるものを置いておくと、子供が自分から選びやすいようです。
奥行ですが、言語教育や算数教育などの教具を置くことも考えると25~30センチあっても良いように感じています。
教具棚でよく使われている家具
カラーボックス
我が家でも使ったカラーボックスは、安いのと汎用性が高いので人気のようです。
我が家ではあとで詳しく書きますが、ワイドタイプを2つ購入して使用しています。ニトリのカラーボックスは、棚板が自由に増やせる上に、棚板の幅も自由に設定できるのがとっても重宝しています。
エースラック
カラーボックスだと心もとないけど、本格的な教具棚までは…という方はこちらのタイプも使いやすそう。
実際に、こちらのブログで使用されているのでイメージもつきやすいかと。
ニトリのカラーボックスで教具棚を作ってみた
我が家では色々と検討した結果、ニトリのカラーボックスで教具棚をつくりました。購入したサイズは幅60.9×奥行29.8×高さ87.8cmです。
ポイントは、教具が落ちないように、棚板の1番上を1段ずらして止めたことです。
幅が60センチなので、お仕事は1つの棚に2つが限界ですが、取り出しやすい間隔で置けています。棚は5段入れて、下の2段を乳幼児用、最上部とその次の段は筆記用具やシール貼り台紙を置く場所、中の1段はハサミなどの日常生活のお仕事を入れています。
入れられる教具に限りがあるので、1か月に1度、余裕があるときは1週間に1度のペースで、教具を入れ替えるようにしています。
やっぱり入れ替えたら、同じ教具でも見え方が違うらしくって、飛びつくときもあるし。何より、入れ替えると、起きてきてすぐ気づくんだよね。子供ってめっちゃ見てるんだなーと。
メリット
組み立てもしやすいし、棚板が自由に増やせるし、棚板の幅も簡単に変えることができるので、教具に合わせていろいろと変更できるのがとってもいい。
そして、コスパの良さ。安いし、教具棚として使わなくても、シンプルなカラーボックスなので他の場所でも使えるし。
悩んでたけど、整理整頓できてお仕事スペースが確保できたことで、子供たちのモンテ時間も増えた。もっと早く環境を整えておけばと。
デメリット
やはり安いので、カラーボックス特有の合板材の臭いがきつくて、2か月は取れなかった・・・。
臭いに敏感な人は、天然木のものとかこだわったものを選んだ方がいいと思います。
それ以外のデメリットは今のところ思いつかないな・・・。
お仕事空間の作り方
お仕事空間として、一応ソファで仕切って、リビングやダイニングとは違う場所だという空間をあえて作っています。
本当は1部屋、きちんとお仕事のお部屋を作りたかったのですが。
ソファで空間を仕切るだけで、集中できる空間ができました。
机が1つなので、子供が2人でお仕事をするときは少々キツイのですが…。
教具棚を導入して半年・・・
教具棚を導入して半年が経過しました。帰宅後、ゆっくり遊んだり、お仕事の棚から仕事を選んだり・・・と自由に選択できるようになりました。
お仕事の空間にはおもちゃはもって入らないというルールを一応作っています。でないとお仕事空間がめちゃくちゃになってしまうので…。
家という空間でモンテッソーリ教育を厳格にやっていくのには少々限界があるのですが、いつでも子供の好きな時にできるというのはおうちモンテの最大のメリットだと感じています。
あくまで子供主体なので、こちらからお仕事を無理強いしませんが、子供の敏感期にピタっとハマるお仕事に出会った時は20分以上黙々と2歳児でも集中していることがあり驚きます。
1歳過ぎからこのような環境で育った長女は、モンテのベテラン先生からも「集中力がものすごいです!!!これはお母さまがおうちで取り組まれていたからですね」とお褒めの言葉も頂戴しています。
子供の可能性って本当に無限大で、成長する要素って子供自身が持っているから、親はそのサポートにひたすら徹するだけなんだなと子供たちを見ていて感じています。
まとめ
以上、モンテッソーリの教具棚についてでした。ニトリのカラーボックスは価格面でも物理面でも導入しやすくておすすめでした。
モンテッソーリ教育において親ができることって、観察と環境づくりしかないのでは?と思うくらい、環境づくりって大事だなと痛感しています。ぜひおうちモンテに取り入れられるところから、取り組んでいただければと思います。