慶応卒・元コンサルのゆうママが、おうちモンテ・おうち英語をお届けするママブログ

ママ友は日本独自の文化?NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」がものすごく良番組だった

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2歳4歳のワンオペ育児中のアラサー。 激務コンサル会社を辞め、子育てマニアになるべく日々精進中。 慶応経済卒で学歴コンプを抱えつつ、子供が個性を最大限に生かすことができるよう、おうちモンテやおうち英語に取り組む。
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先日放送されたNHKスペシャル「ママたちが非常事態 最新科学で迫るニッポンの子育て」の録画をようやっと見終えました。

感想…ものすごく頭の中がスッキリ!しました。

これって私だけ?って感じていたことが、実はあるホルモンの影響だったり、人類の進化過程で必要なことだったり…と、子育て中のママはもちろん、これからママになる方、パートナー、孫が生まれるという方まで、広く知ってほしい内容でした。

感想と、ざっくりと番組のポイントをまとめていきたいと思います。

ママ友は日本独自の文化

人類は、共同養育を前提に進化してきた

古来、人類は共同養育という形態をとっていたそうです。つまり、ママが1人で子育てをするのではなく、何人かの集団で子育てを行っていました。

なぜ人類は共同養育という形態をとらざるを得なかったのか?

それは、チンパンジーと違って、出産後すぐにまた妊娠できる体を手に入れ、子孫を多く残せるようになったからだと解説していました。

チンパンジーが5年間子育てにかかりきりで、その5年間は妊娠できないそう。一方、年子が生まれるというのは人間だけの進化だったんですね…

産後ママは孤立感や孤独感を感じやすい理由

産後すぐに妊娠できるということは、必然的に子育てを共同でする必要がでてきます。

そこで、ヒトの体は、産後エストロゲンの分泌量を低下させ、産後ママに孤立感や孤独感をかんじさせ、共同保育を促しているのでは?と解説していました。

核家族化がすすむ日本では、共同養育文化が崩壊してしまった

今や核家族率が8割に昇る日本。その上、日本ではまだまだ男性の育児参加率は低く、ベビーシッターの利用率もわずか。

人類が何百万年という時間をかけて進化してきた一方で、核家族という文化はここ数十年で広まった新しい出来事。

そんな新しい出来事に対して、適応できず、産後うつになるママや産後クライシスを迎える夫婦が出てきてしまうのは、自然の流れのような印象を受けました。

これがママ友という仲間を求める、日本独自の文化を生み出した背景でした。

母親失格?と思いながらも、産後3ヶ月里帰りした私

産後3ヶ月どっぷり実家に戻っていた私は、旦那に罪悪感を持っていたのですが、人類のDNAレベルでは当たり前のことで、母親失格とか思わなくてよかったんだ〜とほっとしました。

旦那がほとんど出張で帰ってこないマンションに産後1ヶ月から息子と2人きりだったら、うつになっていてもおかしくないと思います。

私のように実家や義実家が頼れるママは恵まれていますが、もっと遠慮なくどんどん頼っていいんだって思えました。

また、ベビーシッターや地域の保育施設など、頼れるところは頼っても、全然ママ失格じゃない!パートナーも「他の母親はしっかり自分でみてるだろう?」なんて言わず、しっかり理解してほしいなって思わずにいられませんでした。

イヤイヤ期は脳の発達過程で必要なこと

我慢できるかを調べる、有名なマシュマロ実験がありますが、これはイヤイヤ期を過ぎなければ成功しないそうです。

つまり、イヤイヤ期を終えた子は前頭前野が発達し、我慢できるように成長しているということだそう。

前頭葉の発達は思春期までかけてゆ〜っくりと成長していきます。

イヤイヤ期は、親からすると自分の育て方の問題なのか?と思ってしまいがちですが、そうではなく、前頭前野が育っている証拠なのです。

子どもの不可解な行動にはすべて理由がある

こうした子どもの不可解な行動って、すべて科学的アプローチからある程度解明できているんですね。

なんか、目から鱗でした。

でもそれを知っているのと知らないとでは大違いだなと。また、周りにもこの知見を広めることで、子どもへの理解もさらに深まるのではないでしょうか?

いつかやってくる息子のイヤイヤ期…でも今息子の前頭前野が育ってるんだ!って思いながらイヤイヤ期に向き合えれば、私の心にもかなり余裕が出そう…

子どもが苦手…これって母親失格?!

はい、私もそうでしたが、出産前は本当に子どもが苦手でした…自分に子どもが生まれてかわいがれるか不安でした…母性って私にあるのかな??って。

でも大丈夫!!それも人間として普通のことだと解説していました。

  • 母親なら子育てができて当たり前と思うことが間違い
  • 母性は生まれつき備わっているものではなく、赤ちゃんとのふれあい体験があることで母性が生じていく
  • 現代のママたちは赤ちゃんとふれあう機会が無いので、母性が無くて当たり前

なんか、ほっとしました。そして、息子たちには大きくなっても赤ちゃんと触れ合うような体験をさせてあげたいな〜とも。

授乳時のママに近寄るべからず?!

産後ママのガルガル期はオキシトシンのせいだった

オキシトシンは出産時に大量に分泌され、子宮を収縮させたり、産後は授乳時に分泌されます。愛情を深める作用があります。

授乳時、オキシトシンによってママはリラックスし、愛情があふれだします。

その一方で、愛情が高まるあまりに、それを邪魔する相手(この場合は非協力な旦那)に対する攻撃性が増す・・・というのです。

 

私も、夜中息子を授乳しているときに旦那に触られたりすると、すっごくいや!!って感じていたのですが、これってオキシトシンのせいだったんだ〜と納得。

そして、旦那に通常モード以上にイライラしてしまっていたのも、オキシトシンのせいなの!ごめんね旦那様・・・!
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パートナーは授乳中・授乳後のママには気をつけましょうね〜

まとめ

実験では、1日の育児のなかでママがリラックスしている時間が2つありました。

  • 授乳中(オキシトシンが分泌)
  • パートナーと子育てについて話し合っている

つまり、パートナーはしっかりママと向き合って話し合い、できることにできる範囲で協力するという姿勢を見せることが、なにより孤独感を覚えやすい産後ママにとって大切なことでした。

また、イヤイヤ期は前頭野が発達している証拠なので、ママの教育が悪いとかそういうレベルの話ではないということ。

しっかり、科学的知見に基づいた子育て論を知り、母親失格?だなんて不安に思ってしまうママが少なくなればいいな〜と思わずにいられませんでした。

NHKさん、続編期待していま〜す!

 
2016/3/25追記:反響が大きかったようで、第二弾の放送が決定したようです!3月27日日曜日夜9時から放送予定だそう!見たらまた記事にしたいと思います。

以上、ゆうママでした!

 

 

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