慶応卒・元コンサルのゆうママが、おうちモンテ・おうち英語をお届けするママブログ

賢い子が育つ間取りってあるの?子育てママのリフォーム計画

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2歳4歳のワンオペ育児中のアラサー。 激務コンサル会社を辞め、子育てマニアになるべく日々精進中。 慶応経済卒で学歴コンプを抱えつつ、子供が個性を最大限に生かすことができるよう、おうちモンテやおうち英語に取り組む。
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結婚、出産など、人生の転機では「住まい」選びがつきまとうもの。

今回は、賢い子供が育つという間取りのポイント・考え方をまとめてみます。実際に、1歳児を持つ私が築17年・3LDKのマンションをリフォームしようかな?と計画し、そのために色々と勉強してみて、わかったことを書いています。

リフォームが完成したら、その経過や完成図、やってよかったこと・よくなかったことなども別途レポートしていきたいと思います。

ではでは、賢い子が育つ間取りについて見てみましょう〜!!

頭のよい子が育つ間取りとは?

2006年に日経BP社から出版された「頭のよい子が育つ家」という書籍からブームとなり、今や子育て世代の間取り作りのベースとなっている考え方のようです。

 

ポイントとしては、

  • 賢い子は、子供部屋ではなくリビングで勉強している
  • 家族のコミュニケーションを活発にする
  • 子供部屋で子供を孤立させない

といったところでしょうか?

ま、この書籍で取り上げられている「頭のよい子」というのが有名中学に合格した子供達に限定されているので、果たして本当に社会で通用する能力を備えているのか?少し疑問が残ります。

ですが、最近の中学入試問題が、単なる暗記問題ではなく思考力や表現力を問う内容になってきていることを考えると、社会で生きて行く力を相応に備えている可能性は高いのかも。

賢い子供は子供部屋では勉強しない?

今流行の「リビング学習」という言葉は、この書籍が発端なんですね〜。

有名中学に合格したお子さんたちは、みんな子供部屋ではなくリビングやダイニングなどで勉強していたという取材事例が、この書籍には満載です。

むしろ、子供部屋は寝るだけの部屋になっていたとか。

…かくいう私も、小学校はずっとリビングでラジオを聞きながら勉強していました。さすがに高校時代とかは自習室などで勉強していましたが、自分の部屋で勉強するのは家庭教師の先生が来られる時だけ・・・う〜ん今思うと着替えて寝る部屋になっていたな〜・・・。

3Xと頭のよい子が育つ家

アメリカの教育の基本的要素は今まで3Rと呼ばれていたそうです。reading:読み、writing書き、arithmetic:そろばん ですね。

それを3Rに変化させることにより、従来の詰め込み教育から子供達の思考力を伸ばす教育へと進化させ、子供達の勉強に対するやる気が格段に上昇したという理論をシーモア・パパートが調査結果として発表しました。

3Xとは、explore:探求する、exchange:共有する、express:表現するということ。

つまり、頭がいい子が育つ家では、自然とこの3Xが成立している=コミュニケーションが取れる家だと書籍では結論づけています。

これがコミュニケーションが取れる間取り!

ではコミュニケーションが生まれる間取りってどんな間取りなのでしょうか?

日本における住まい(間取り)の歴史については後述したいと思いますが、戦後のプライベート重視な間取りを取り入れた結果、コミュニケーションが生まれず、個室にこもりやすい構造になってしまったことが問題点としてあるようです。

それを解消するために、現在は

  • 子供部屋を最初から作らない
  • リビング活用
  • 変化する間取り

がコミュニケーションを生み出す仕掛けとして取り入れられています。

詳しくみていくと・・・

 

子供部屋を最初から作らない&変化する間取り

子供部屋が必要になるのって、早くて小学校高学年、遅くて高校とか。しかも大学で下宿するともう使わなくなってしまったり。。帰省した時にどうする?って課題はありますが。

その間取りで一生を過ごすとなると、子供部屋が必要な時期って10年程だったりするんですよね。子供が巣立てば夫婦2人きりになってしまうし。。
なので、最初からは子供部屋を作らず、必要に応じて屏風や本棚などで子供スペースを作って間取りを変化させている家庭が多いようです。

昔のように3〜4LDKは、これから少子化で売れなくなってしまう可能性も高いし、この変化する間取りで乗り切っていくのはかなり効率的だと感じています。
子供部屋を予め作る場合も、使用ルールを決め、家族団欒を意図的に狙う家庭が多いようでした。

リビング活用

そして、結局子供部屋を作っても、頭のよい子たちは母親の近くで勉強することが多いのは前述した通りです。
そこで、最初からリビングで学習できるようにリビングに作業スペースを作ったりすることも一手です。

子供はすぐに母親に質問できますし、コミュニケーションが生まれます。

また、子供部屋のある間取りでも、リビングを通ってからしか子供部屋に行けないようなリビングインの間取りにするなどの工夫でコミュニケーションが生まれます。

一戸建てだと、一階をリビング、二階を子供部屋にして、階段をキッチン横につけて必ず親とコミュニケーションを生むようにすることもできます。

このように、リビングを家族団欒の場として上手に活用する間取りが、頭のよい子を育てる可能性が高いようです。

コミュニケーションがとれる家の具体例

間取りはなかなか変えれないしどうしよう?という方のために、工夫できる具体例をざくっとお伝えすると・・・

  • 仏壇のある家(先祖とのつながりを感じる家)
  • 移動式勉強机(母のそばでいつでもどこでも勉強)
  • 気配を感じる家(壁ではなく、屏風などで仕切る)
  • 子供部屋のルールがある(鍵をかけない、扉は開けておく等)
  • 書くコミュニケーション(ホワイトボードや文通交換スペース等)

といった工夫のあるお家が、親子のコミュニケーションを活発にしているようです。

詳細は書籍を読んでみてください!

 

特に、賢い子の家のリビングには3種の神器として

  1. 地図
  2. 図鑑
  3. 辞書

が置いてあるらしいです・・・詳しくはこちらの書籍にまとまっています。

 

要は、子供が勉強をしているときに、お母さんモンゴルってどこなの?とか質問が出たときに、ちょっとそこの地図で調べてみて〜とか図鑑にのってない?っていう流れで円滑に好奇心に答えることができるのがポイントなのでしょう。

たしかに、子供の好奇心って後回しにせずにその場で親が応えるようにしてあげないと、「勉強癖」ってつかないと思うんです。ま、まずは親が調べる癖をつける必要がありますけど^^;

 

日本の間取りの変遷

賢い子が育つ間取りをより理解するために、ここでざ〜っくりと日本の「住まい」の考え方の歴史をまとめてみます。

戦前の日本の間取りは、

  • 個室が無い
  • リビング=ダイニング=寝室
  • まさに6畳一間の暮らし

でした。連続テレビ小説の「とと姉ちゃん」をみているとよくわかります。

朝起きたら、布団をなおして、ちゃぶ台を出す。寝室がリビングへ変身。

そして、夜はちゃぶ台を囲んで一家団欒のお茶タイム。リビングがダイニングへ。

布団を並べて、一家川の字になって就寝。ダイニングが寝室へ・・・。

 

と、なんて効率的な住まいなのでしょう・・・!今のマンションってせっまい5帖の洋室を無理矢理つくって、結果ダイニングやリビングといった家族団らんスペースが狭くなって・・・なんか西洋人が豚小屋呼ばわりするのも納得な造り。

ごめんなさい、ちょっと愚痴を言い過ぎましたね。こんな素敵な住まいのスタイルが変化するキッカケが終戦です。

戦後、アメリカンな考えが導入され歪んだ間取りに・・・

個人主義で、個室などを与えて自立を促すアメリカ文化が導入されて、日本の間取りは変化します。

  • 1人1人に個室を!
  • リビングとダイニングは分けよう!

そして、現在のマンションなどで主流の3LDKや4LDKスタイルの間取りが増産されることとなります。

ところが、その「プライベート」を重視した間取りが、引きこもりの子供を生み出してしまったという説がある書籍によって問題提起されます。

2001年に出版された「子供を歪ませる間取り」という本です。

新潟少女監禁事件などの凶悪犯罪者を生んだ1つの原因として、間取りがあるのでは?と世間に問いかけた作品です。これからリフォームや新築を考えている方は、一度読んでみることをおすすめします。

アメリカにはいわゆる日本の子供部屋は存在しない!?

しかし、フルハウスなどのドラマを思い出してみてください!玄関を入るとすぐに、リビング・ダイニングが広がり、基本的にみんな個室ではなくそこに集っています。

私、これはドラマ上の演出だと思っていました・・・。

しかし、「わが子を天才に育てる家」では下記のように説明しています

  • 今の日本の子供部屋はアメリカに存在しない
  • 個室の使い方には明確なルールが決められている
  • 基本的にアメリカ人は子供部屋にいない
  • アメリカでは寝室・自立を促す空間として子供部屋を位置づけている

アメリカの場合は、家の使い方のルールが徹底しているようなんです。例えば、寝るとき以外は基本的に部屋に入らず、リビングに集うなどのルールが明確に決められているとか。

悪い事をしたので「夕飯まで子供部屋にいなさい!」と両親から叱られて、「嫌だ!」とごねる子供のエピソードも記されていました。

なんていうか、アメリカ的な間取りの「カタチ」だけを無理に導入した結果、日本人らしいコミュニケーションのある間取りが潰されてしまったように感じました。。。

ま、アメリカ的なプライベート空間ができたことで、夫婦生活の問題などが解決されたことはメリットなのかもしれません。

現在の、子育て世代に人気の間取り

キーワードは、リビング活用(リビングインやリビング学習)、1〜2LDK、変わる間取り。この3つな感じがしています。

いいとこ取りの私の間取り計画

私のリフォーム計画は3LDK→1LDKへ

色々考えて私が決断したのは

  • 子供部屋は作らない
  • リビングに学習スペースを設ける
  • 3LDKを1LDKにし、LDを20帖は確保
  • LDと寝室を半ガラス戸で仕切る

というプランです。

私はそもそも、その一時的な間に合わせのために子供部屋を作って、間取りを細かく区切ってしまうのは、なんだかすごくもったいない・・・!と思ってしまったんです。(ただ子供3人希望なので、まだ迷いはありますが…)

しかも、主婦になって痛感するのが、「母」の部屋って無いんですよね。母のプライベート空間ってやつが本当に無い。子供がまだ1歳という、付かず離れずな時期なのもあると思いますが、私が1人でゆっくりする空間って子供の寝た後のダイニングのみ!

今までは、何か嫌な事があると自分の部屋に逃げ込めてたんですけどね。そうはいかない。

ってなると、ダイニングやキッチンなど、普段私が過ごす場所はちょっと広く感じる空間にしておきたい・・・!ってなると、こまごまと5帖とかの個室を作っていると、どうしてもその空間は狭くなる・・・うううう〜!!優先順位の悩みどころですね。

コミュニケーションを生む工夫

また、コミュニケーションや家族のつながり感を生むために、

  • 本棚を至る所に設置
  • 本棚には家族全員ごちゃまぜで本を並べる
  • キッチンカウンターを学習スペースに
  • キッチンカウンター横だけに漫画を設置(漫画はここでしか読まないルールを設ける)
  • 仏壇・神棚をLDのどこかに設置
  • LDのどこかの壁はホワイトボードにする
  • 毎日のコーヒータイムで家族団らんの時間を設ける

といった工夫をしようと考えています。

また、計画がまとまれば詳しくレポートしようと思います。

参考書籍のまとめ

今回参考にしたのは下記書籍です。文中で紹介しているものとかぶっていますが。

頭のよい子が育つ家

リビング学習の火付け役的書籍。まず、これを読んでおけば間違いないです。具体例が掲載されているので、細々した工夫でまねできるところがたくさんあります。

前述の書籍の考えをベースに、実際に家作りを実施している建築会社の社長が書いたやや宣伝本よりの書籍。ま、ベースの考えを知っていれば、特に新たに入手できる知識は少ないです。

こちらは建築家の方が書いているので、実際に家作りをするときにどんなプロセスで作っていくかが解説されています。資金繰りのことや、家族での考えのまとめかたなどが参考になります。

何軒も家を作っている事例をもとに解説しているので、これから新築を建てる方は読んでおくと参考になると思います。

 

まとめ

今回はこれからリフォームや新築を考えている子育て世代のために、子供が賢くなる間取りについてまとめました。

家って、人生のうちで一番過ごす時間の長い空間なので、家族がほっとする空間を作りたいな〜って改めて思いました。

間取りが重要だとは思いますが、でも一番肝心なのは、親が自然と勉強したり、コミュニケーションしたりすることができれば、気取らなくても子供はきっとまねするんだろうなって。

また、私のリフォーム計画が始動すれば別途まとめたいと思います〜!

以上、ゆうママでした!

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