慶応卒・元コンサルのゆうママが、おうちモンテ・おうち英語をお届けするママブログ

【書評&ネタバレ】子どものむし歯予防は食生活がすべて

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2歳4歳のワンオペ育児中のアラサー。 激務コンサル会社を辞め、子育てマニアになるべく日々精進中。 慶応経済卒で学歴コンプを抱えつつ、子供が個性を最大限に生かすことができるよう、おうちモンテやおうち英語に取り組む。
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サブタイトルは、4人のこどもに歯を磨かせなかった歯科医の話。

 

いや、読んで納得な内容でした。

歯磨きの習慣は大事だけど、それよりも大事な事があるんですね〜。

虫歯菌とかの話は出てきませんでしたので、虫歯菌にぴりぴりしすぎる必要もないみたいですね。

 

むし歯のメカニズム

そもそもなぜむし歯になるのか?

それは、歯の再石灰化のメカニズムが崩れるからです。

 

歯にはもともと、むし歯を防ぐための防衛機能があります。

それが歯の再石灰化です。

 

再石灰化になんらかの不備が生じると、むし歯になってしまうのです。

なので、むし歯にならないためには、歯の再石化のリズムを崩さないことが大事。

 

そのために著者は

  1. おやつは時間を決める
  2. 夕食前の1時間は食べない
  3. 甘い物を冷蔵庫に買い置きしない

ということを推奨しています。

歯科医師会でも提案し、それが標語になっているそうです。

 

 

実際に著者のこどもたちは、歯磨きを一切せずに過ごし、むしばゼロという快挙。

 

じつは、著者は、歯科医として歯磨きを患者さんに推奨してきました。

で、歯磨きを極めたものの、むし歯になりやすい人となりにくい人がいることに疑問をもちます。

 

歯磨きよりも、大切なこと・・・

そしてたどりついた答えは、

伝統食をたべている原住民はむし歯が少ないという事実。

 

なので、自分のこどもたちに歯磨きをやめさせ、

その代わりに、日本の伝統食を食べさせる事にしたのです。

 

おやつは、おにぎり、さつまいも、季節の果物、干しいも、せんべいなど。

甘い砂糖のものは☀ハレの日に食べる。

お米をとにかくたくさん食べる。

動物性食品は魚を中心に。

飲み物は牛乳をやめて、番茶などにする。

 

戦前の日本人が食べていたような食生活を実践したわけです。

 

もちろん、歯科医なので、歯磨きはしないかわりに、子ども達のむし歯チェックには念を入れて・・・。

その結果、歯は汚れていても、一切むし歯ができなかったそうなんです。

 

ただ、伝統食を食べている他の患者さんの子どもは、むし歯ができていたとか。

で、なんで同じような食事をしているのにむし歯になるのか?を調べてみたところ、前述の再石灰化のメカニズムにたどり着いたというわけなのです。

 

いくら伝統食を食べていたとしても、だらだらと時間をかけて食べていたのではダメってことに気付いたのです。

 

歯磨きしなくても良いってマジ!?

ただ、著者は、大人になると歯垢がたまって歯周病などになるので、歯磨きの習慣はつけるべきとしています。

 

ですが、虫歯予防で一番大事な事は、歯磨きではないってことなんですね。

ほんと、びっくりした本でした。

 

また、著者は、清涼飲料水の弊害をうったえ、フッ素での虫歯予防にも疑問符をとなえています。

私も、フッ素を使用した予防手段には??と思っていたので、この本を読んでよかったです。

 

まとめ

いや、本当にびっくりした「歯磨きしない」歯医者さんの本でした。

歯医者さんが歯磨きを推奨しないって、業界から干されるんじゃないの?って。

 

実際に自分の子ども達で実験されていて、とても興味深い事例満載です。

子どものフッ素塗布を考える前に、一度読んでおくべき書籍だと思いました。

 

以上、参考になれば!ゆうままでした。

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