慶応卒・元コンサルのゆうママが、おうちモンテ・おうち英語をお届けするママブログ

【書評】児童相談所の怖い話がリアルに怖すぎた件

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2歳4歳のワンオペ育児中のアラサー。 激務コンサル会社を辞め、子育てマニアになるべく日々精進中。 慶応経済卒で学歴コンプを抱えつつ、子供が個性を最大限に生かすことができるよう、おうちモンテやおうち英語に取り組む。
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今回は、「児童相談所の怖い話」内海聡先生の著書を取り上げたいと思います。

三五館という、ちょっと面白い系の書籍を多く出版されているところから出ております。

この書籍の副題は、「あなたの子どもを狩りに来る」です・・・

 

タイトルからして怖すぎる・・・というか児童相談所って正義の味方なのに・・・?なぜ?という疑問でいっぱい・・・。

 

では、どんな中身だったのか少し紹介していきたいと思います。

児童相談所とは・・・

私たちが考える児童相談所のイメージってなんでしょうか?

おそらく、大半の方が、虐待やネグレクトなどから子どもを守ってくれるヒーロー的な存在と思われていると思います。

政府のお墨付き機関で、正義の味方!悪い親から子どもを守る!

 

そんなイメージだと思います。

 

でもこの本を読むと、児童相談所の抱えるシステムの課題が浮き彫りになります。

児童相談所の問題点

筆者は、問題点として以下を提示しています。

  • 児童相談所の実施する虐待判定の科学的根拠が示されない
  • 判定に当たり、子どもを密室に連れて行き、密室の中でおこなわれる
  • 児童相談所の権限が強いため、法律に書かれた手順やシステムを無視している
  • 虐待事実が無かったことが判明しても、引き離した児童相談所の責任は一切問われないシステムになっている

一見すると、悪い親から子どもを守るためには仕方なかった・・・と言い訳できるような内容です。

実際に虐待されている子どもからすると、

親のいない密室でしか虐待の事実を認めないだろうし、

権限が強くなければ、保護もされないだろうし、

虐待事実が無かったとしても、あった場合のリスクの方が高いと判断されるだろうし・・・

ってことなんだと思います。

 

でもね、じゃあ児童相談所がどれだけ虐待を防止できたのか?というと、数字的には効果があがっていないのが現実です。

虐待は増えていないという事実

この本では、数字データを交えて、

  • 虐待相談は増えている
  • 特に広報効果で虐待通報件数が激増
  • しかし、肝心の虐待死亡数は横ばいである

ということを指摘しています。

つまり、テレビなどで過大に虐待について報道されるあまり、近所からの虐待通報件数は増えているのですが、肝心の死亡数は増えてないんです・・・

ということは、虐待とは無関係の通報も多いことが推測できます。

 

そして、この事実は、児童相談所が死亡事故を阻止できていない機能していないことを表しています。

 

児童虐待防止法の問題点

どこからが虐待なのか?

この法案では、児童虐待の定義がものすごく曖昧に表現されています。

なので、ひらたくいうと、どんな事でもへりくつをこねれば虐待になってしまう・・・という結構危険な法案なのです。

親の厳しいしつけなども、虐待として通報されて、児童相談所が「虐待」と勝手に判断してしまうこともあるのです。

実際に虐待を受けている場合もあるので、このあたりの判断は非常に難しいものがあるとは思います。

結局、管轄はどこなの?

児童相談所の権限が肥大している背景には、結局どこが管轄なのか?があやふやになっていることが挙げられます。

児童相談所に保護されたら・・・

怖いな〜と感じたのは、近所の嫌がらせで通報されてしまい、勝手に保護されるケース。

(実際に、ブログなどを検索すると、そうした被害者の方が結構おられました・・・)

 

しかも、一度子どもが児童相談所によって保護されてしまうと、親には一切子どもの居場所や健康状態などが知らされることがありません。

親が、虐待をしていなくても、「虐待をした」と認め、職員から「おまえはひどい虐待親なんだ」などの罵倒を受けながらも職員とのやりとりに耐える事が出来れば、

面会が許される程度なんです。

親に、不服を申したてる権利が、無いという事実

じつは、児童虐待防止法では、虐待通報をうけて保護した場合、虐待が誤解であっても、親が不服を申し立てる権利が無いのである・・・

え?ありえへんでしょ?って思いますよね。

でも、これ本当なようで。。。

 

しかも、虐待の事実を証明する必要も無く、児童相談所は保護できちゃうので、親の知らぬ間に拉致されてしまうのです・・・。

怖いのが、公園で遊んでいるときに・・・とか、学校で・・・とか、親が関知していない場所で勝手に保護されるケースが多いのです。

 

薬付けにされる子ども達

しかも、ようやく面会できた子ども達は、変わり果てた姿になっているそうです。

精神科医などから薬が処方され、目がうつろな状態になっているケースがほとんどだそう・・。

 

保護される施設では、何十人も子どもが居て、情緒不安定な子どもが多く、夜になると泣き叫ぶ子どもも多いようで。

で、そうした子ども達を黙らせる手段として、精神科医からお薬が処方されるのです・・・。

 

え、まじ、これめっちゃ怖いですよね。

児童相談所って、薬業界と結託した営利団体なのか?って思うほど・・・。

 

児童相談所のインセンティブ

じゃあなぜ児童相談所は無い虐待を「有る」ものにして、子どもを保護したいのか?というと、

インセンティブ構造に問題があります。

 

つまり、子ども1人を保護することで予算がおりるんです。

保護する人数が多ければ多いほど、予算が増えるというシステム・・・。

 

たしかに、保護しなければいけない子どもは保護しないといけません。

でも、間違って保護されているケースが多く、しかも、虐待の事実を証明できなくても、保護できてしまうのは、このシステムに問題があるのでは?と感じざるをえません。

 

児童相談所の職員はど素人

しかも、児童相談所ってところは、市の職員のなかでもはきだめ的な存在なようで、人間性にも問題のある職員が多いそうです。

もちろん、一生懸命取り組んで、虐待を無くしておられる職員もいます。

 

けれど、職員とやりとりした親御さんから聞こえてくる事は

  • 職員が法律の知識を知らない
  • マニュアルまかせで柔軟な対応ができない

ということだそう。

つまり、彼らは専門家ではなく、素人と考えたほうがいいようで。

 

 

 

実際に、拉致されたケース

もう、保護ってより拉致って言った方がいい事案が多数紹介されていました。

しかも、第三者的にみても、結構おかしなケースが多い・・・これ本当?本当に法治国家日本でこんなことが許されるの?ってレベル・・・。

  • いたずらで親の悪口を言ったケース
  • 親がケツバットしたケース(これは校長との折り合いが悪く、校長に嫌がらせで通報された)
  • 病院から通報されたケース

などです。

ネット上で見つけた被害者の方には、近所の方が、息子の持病(背が伸びない)を知らずに通報した・・・という方もいらっしゃりました。

 

もう、どこに地雷があるのかわかんない状態ですよね・・・

しかも、子ども達は虐待されていないと訴えているのに・・・です。

 

また、上の子は保護されたのに、下の子は保護されず・・・というケースもあり、虐待している親なら兄弟全部を保護するのが妥当では?矛盾しているよね?と無実を訴えている親御さんも多かったです。

 

家族の再生はどこへ?

5年以上親と分離させられているケースもあり、児童相談所は、ただ、子どもと親を引き離して終わり・・・とするケースが多いんです。

もちろん、命の危険がある虐待の場合は、引き離すことが大事ですが、

一番大事なことは、引き離した後ではないでしょうか??

 

けれど、肝心な家族の再生に向けた取り組みが、相談所ではなされていないんです。

この辺、インセンティブもからめて、対応が必要なんではないでしょうか?

 

もし、我が子が拉致されたら・・・

いつぞや、近所からの嫌がらせで通報されるかもしれません。

拉致されてしまったら最後、

親に出来る事はなんでしょうか???

 

この本を読んで、出来る事を考えてみました。

  • 虐待を認め、職員のいいなりになる
  • 徹底的に戦う(しかし、子どもには長期で隔離される)
  • お金で解決する

どれも、いやなパターンです。

でも、親ができることって、これくらいなんですよね。

 

特に、お金ってのは、実際に数百万円を相談所の所長に手渡しして、子どもが帰ってきたケースがあったそうで・・・。

確かに、お金で解決できるなら、ラクっちゃラクですけど、ほんと、いったいどこの国ノ話なんだ?って思いました・・・

 

まとめ

本当に、読んでぞっとした話でした。。。

今でも、これって法治国家日本で本当に起こることなのか?半信半疑ではあります。

ただ、ネット上のブログには、たくさんの被害者の方が悲鳴をあげておられます・・・。

 

本当に虐待されている子ども達は保護されないといけません。

でも、虐待が証明できないケースなどは、子どもと隔離するのではなく、家族と子どもの絆を再生する対応をしていかないと、家族の分断が生じるケースが多いのだと思います。

 

子どもがおられるママパパは一度読んで、考えてみることをお勧め致します。

以上、参考になれば!ゆうままでした。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
2歳4歳のワンオペ育児中のアラサー。 激務コンサル会社を辞め、子育てマニアになるべく日々精進中。 慶応経済卒で学歴コンプを抱えつつ、子供が個性を最大限に生かすことができるよう、おうちモンテやおうち英語に取り組む。
詳しいプロフィールはこちら

Comment

  1. 平パー より:

    私は子どもを7歳の時にやむをえない事情から児相に預けて…以来10年,今だに返してもらえません。
    先日、最期の手段として弁護士さんを立てて(高いお金を払って!…です)児相との話合いの場を持ちましたが、結局無駄でした。
    お金をドブに捨てただけでした。「あとは訴訟を起こすしか手段はないですね。只、99%敗けると思いますけどそれで貴方のお気が済むなら協力はします。」と弁護士さんに言われました。
    自分は、まるで北朝鮮に子どもを「拉致」された様なものじゃないか⁉︎…突然ふとそんなフレーズが浮かんで来ました。「拉致」なんて言葉を使うなんてどうかしてる‥自分でもそう思いつつ、でもそんな思いでいたところにこの本に出会ってしまいました。今、私はこの本を児相の担当ケースワーカーに投げつけてやりたい気持ちで一杯デス。私はおかしくなんかなかった。私の感性は感覚は間違ってなんかなかった。確かに今、息子は「拉致」されているのです。17にもなってスマホ一つ内部事情が漏れるから…という理由で持たせて貰えない児童養護施設に!然も其れが正しい事だと思う様に「洗脳」されてしまっています。
    誰でもいい。誰か助けて下さい。どうしたら私は息子を解放してやれますか?自由な世界に取り戻してやれますか‼️

    • youmama より:

      平パーさん
      大変でしたね、たくさん他にも被害者の方々がブログなどで情報を発信されておられます。
      この本にもあるように、一筋縄ではかえしてもらえないようです。
      月並みなアイデアで申し訳ないのですが、被害者の会や、この本で取り上げられていた弁護士先生に一度ご相談されてみてはいかがでしょうか?
      何か対応策などを教えてもらえる可能性があります。
      どうぞ平パー様のお子様が早くもとの生活に戻れるよう、お祈りしております。

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