【書評】牛乳は子どもによくない!乳がん、女性ホルモンという牛乳の闇
昨今、牛乳はからだに良くない・・・とまことしやかにささやかれています。
本当にそうなの?なんで身体に良くないの?
という疑問を持ち、「牛乳は子どもによくない」という本を読みました。
今回は、本を読んで分かった、牛乳が身体に良くない理由についてまとめています。
牛乳がよくない理由
今回読んだ本はこちら
結論から言っちゃいますね。
- 現代の牛乳は女性ホルモンの含有量が多い
- それが原因で、乳がんが増えている可能性が高い
- 日本人はもともと牛乳を飲まないから、乳糖が分解されない
といったところが、良くないとされる理由です。
それに対する色々な論拠が、本書では述べられています。
特に興味深かったものをピックアップしていきますね。
牛乳と日本人
日本人を含めほとんどのアジア・アフリカ人が乳・乳製品を生きる糧としてこなかった証拠に、この人たちが牛乳を飲むとお腹がごろごろ鳴っていたくなるという症状が現れる。
私も、牛乳との相性が弱いので、この本を読んで納得しました。
しかも、江戸時代、牛乳は子牛が飲む物で人間が飲む物ではないとされてきたんです!
牛乳が飲まれるようになったのは、戦後。
GHQによるものでした。
つまり、
国策によって日本人は米食民族から乳食民族になった
のです。
現代の不自然な牛乳
現代の酪農では、365日のうち300日搾乳します。
・・・え??って思いますよね。
母牛は、人工授精で妊娠させられ、出産したあと、ただちに子牛から引き離されます・・・。
そして、
出産2〜3ヶ月たつと、搾乳中にもかかわらず再び人工授精で妊娠させる
のです。
現代の搾乳量が飛躍的に増大したのは、
搾乳期間のほとんどが妊娠期間と重なっている
からなんです。
これ、子どもを産んだママなら、異常なことだってわかると思います。
人間なら、妊娠中に子どもに授乳すると、子宮収縮などの弊害が生じます。
つまり、自然界では、妊娠中に授乳するというのは、非常に不自然なことなんです。
牛乳の女性ホルモン
そこで問題になってくるのが、牛乳に含まれる女性ホルモンの問題です。
妊娠中の母牛から搾乳した牛乳は、エストロゲンとプロゲステロンの濃度が高くなります。
エストロゲンが、女性ホルモンの総称です。
そんな、女性ホルモンの多い牛乳を飲むとどうなるのか?
乳・乳製品を通して子どもの体内に入る女性ホルモンは許容摂取量を超えている
という事態を引き起こすのです。
粉ミルクで育てられた団塊ジュニア世代
1960〜70年代、粉ミルクで子どもを育てることが流行しました。
そして、その後も、保育園幼稚園小学校などで、牛乳は給食として提供されました。
そんな団塊ジュニア世代が正常な性発達を遂げただろうか?
と筆者は疑問を投げかけています。
市販の牛乳のホルモン作用
書籍で紹介されている実験結果では、
市販の高温で滅菌された牛乳が飲用で女性ホルモン作用を示す事が確認された。
としています。
しかも恐ろしいことは、
牛乳ホルモンの影響はおとなよりも、性的に未熟な子どもに強く表れるのである
ということ。
この研究結果は、ロイターヘルスには取り上げられたが、日本のマスコミは無視したそう。。
牛乳と乳がん
著者は、前述した女性ホルモンが、女性の乳がんと男性の前立腺がんの最大の誘因となっていると考えている。
なんでも、乳がんは欧米の風土病なんだそう。
そして、いち早く欧米の乳食文化を取り入れた日本で、乳がんが急増しています。
おそらく、小さい頃からの乳・乳製品の摂取が、女性ホルモンの摂取につながり、がんにつながっている可能性がある。ということ。
このへんのデータは、本を読んでみてください。
牛乳カルシウム神話の嘘
また、著者は、牛乳を飲んだからといって背がのびるわけではない。
骨粗鬆症の予防にもならない。
カルシウムはもともと日本人は足りている。
と、様々なデータとともに示している。
ま、要は、牛乳を売りたい業界によって、牛乳カルシウム神話は作られていたというのが筆者の主張です。
まとめ
いやいや、牛乳がなんで身体に良くないのか、よくわかった一冊でした。
ぜひ、子どものいるママは読んでみてください。
牛乳はあくまで嗜好品なんだな〜って感じたゆうままでした。
以上、参考になれば!