0歳から図鑑を買おう!頭がいい子のリビングにある三種の神器:図鑑・地図・辞書
子供が1歳半になり、なんとか歩き、なんとか一人で食べ、なんとか自分で遊んでくれるようになりました。
そうすると、気になってきたのが、生活環境。どんな場所で育てるのが息子にとって良い環境といえるのか?ということ。
今までは、モノを口に入れたりするので、とにかく生活環境=安全性重視!ということでやってきました。
でも、ここにきてようやく人間らしくなってきましたので、生活環境=学びの場というふうに変えていきたいなと。
そこで、今回は個別指導教室のカリスマ的存在(すみません、本を読むまで存じませんでした…)である小川大介先生の著書「頭がいい子の家のリビングには辞書・地図・図鑑がある」から学んだ、幼児から取り入れられる図鑑活用についてまとめました。
ではいってみましょ!
図鑑・地図・辞書は学力をのばす三種の神器
今回参考にしている書籍はこちらの2冊。
どちらも図書館でも予約待ちの人気書籍でした…
こちらは読んでおいて損はないと思います。リビングのどこに設置して、どのように活用すればいいのかが細やかに解説されています。
また、図鑑への親しみ度別(年齢別でないのがミソ!)でおすすめの図鑑がカラーで紹介されており、かなり参考になりました。
今回は、特に参考になった前書を主に取り上げていきます。
遊びと勉強をわけないこと
カリスマ塾講師である小川大介氏は、
目覚めている間はすべて学びの時間。大切なのは、「遊び」と「勉強」を分けないことです。
と書籍の帯で述べています。
そのためには、テレビや家族の会話から生じた疑問をすぐに3種の神器「図鑑」「辞書」「地図」で解決することが大切だと。
地図は地球儀でも立体的にとらえられるので効果的です。
早期教育=環境からはじまる
書籍では、分厚い図鑑を「読んで」といって持ってくる2歳児を取り上げています。
自分一人で辞書や図鑑を見開くようになるには、時間がかかります。
しかし、普段から「見慣れておく」ということが、後々大きなアドバンテージになってくると著者は力説しています。
おそらく、たくさんの落ちこぼれ学生達を指導しているなかで、幼少期のこうした「見慣れておく」ということ、三種の神器によって「知的好奇心をのばす環境」に身を置くということの重要性を認識されたのでしょう。
興味深かったのは、親の読書環境がそのまま子供に受け継がれる可能性が高いという事例。
医者の父親の医学書を本棚から出して幼少期から眺めていた子は、大きくなってそれが医学書だったということに気づき、その分野への興味がわき、本人も医師を目指しているそうです。
知らず知らずのうちに、早期教育されていた事例ですね。たしかに、ミュージシャンの子供は幼少期から音楽に触れてそれが当たり前の環境に育ちますし、建築家だってそうでしょう。
親の生活環境って、まじこれ重要なんですね。
図鑑の効果的な活用法
3種の神器を循環させ、何倍もの学習効果を
図鑑=知識を増やす最強のビジュアルツール
地図=見える世界を多様に広げるツール
辞書=言葉の理解を深めるツール
と著者は定義しています。
そして、その3種の神器を循環させながら学習することで、効果は何倍にもなると。
学びは日常生活の中に・・・
例えば、スーパーで買い物中でも、テレビを見ていても、日常生活のなかで疑問が生まれます。
- アボカドの産地のメキシコってどこだろう?
- 海苔って海藻なの?
- お父さんが出張している名古屋ってどこ?
などなどです。
そうした子供の疑問に対して、ぱっと対応するできるかが大切。
そこで正しい答えをかえせなくても、子供に「おもしろいことに気がついたね!」と声をかけ、「家に帰って図鑑で調べよう!」と一緒に調べてあげる。
こうした積み重ねが、子供の知的好奇心を満たし、いつしか自分で調べる勉強癖がついていくのです。
どんな図鑑を選べばいい?
年齢別ではなく親しみ別のおすすめ
同じ3歳でも、普段から本に親しんでいる3歳とそうでない3歳ではおすすめできる図鑑が違うということ。
確かに、普段本を読まない子に、いきなり文字ばかりの図鑑を手渡しても、読んでくれないもんね〜。
なので、子供の親しみ度別におすすめ図鑑を紹介していきます。
図鑑選びの注意点
注意点としては、親がいる・いらないを判断しないことです。女の子だから昆虫図鑑はいらないだろう・・・とか。その子を見て、その子の興味のある図鑑を手に入れてあげることが大切で、親のエゴはいらない〜ってことみたい。
また、図鑑を開くポイントは、子供の心が動いたとき!です。この鳥なんだろう?この飛行機なんでとぶんだろう?などなどの子供の心が動いたときこそ、図鑑の出番です。
なので、2〜3回しか図鑑を開かなかったとしても、意味があると著者は述べていました。
でもでも、親心としては、せっかく買った高い図鑑、もっと活用してよ〜って思ってしまいますよね。けども、この強制が良くない・・・ってことみたい。親は我慢して、見守る必要があるってことですね〜…私も精進しなければ〜。
最初のステップ:1〜2歳向け
一見、絵本でも、内容は図鑑的なものもあるようです。例えばこちら。
慣れる・・・まずは絵本から
図鑑デビューとして、絵本からはじめてみては?
図鑑に見向きもしない子供には、まず、図鑑っておもろい!って思ってもらえるかがポイントになるからです。ここは対象年齢とか気にせず、本人の興味度合いで選ぶ事が大切です。
キリンの編み目模様はいくつある?など、どうぶつたちの数字に関する不思議がつまった絵本。
動物好きのお子さんにいいかも。
こちらはどうぶつ園版もあります。とにかく原寸大で掲載されていて、迫力があります。
でも、全体像を知っていないと、ごく一部しか掲載されていなかったりして、1歳半の息子にはちんぷんかんぷんでした…もう少し大きくなってからかな〜。
楽しむ・・・図鑑を遊び尽くす
慣れてきたら、いよいよ本格的に図鑑と楽しむステップへ入りましょう。
図鑑の種類はざっと
- いわゆる図鑑タイプ:分野別に網羅
- 疑問解消タイプ:子供の疑問に応えてくれる
- 百科事典タイプ:幅広いジャンルを網羅
があります。
いわゆる図鑑タイプ
特徴や詳しい情報が色々な角度から紹介されているので、情報量がとても多く知的好奇心を満たしてくれます。
子供用図鑑の御三家的なのは、こちらの3つ。面倒ですが、それぞれのジャンルによって掲載されていることも異なるので、図書館で借りて比較してから購入するのがベストかと思います。
最近の図鑑はどれも動画DVDがついてるんですね〜・・・講談社の動く図鑑はNHKが映像制作していて、大人が見てもかなり見応えがあるみたいです。
疑問解消タイプ
こちらのタイプは日本独特の編集方法みたいです。
比べて違いを知ることは、学習の第一歩。
百科事典タイプ
開く回数は少ないかもしれませんが、情報量でほかのタイプとは違います。置いておくことに意味がある1冊・・・らしいです。(って!もったいない〜って思ってしまうのは関西人のサガですね)
深める・・・物知り博士へ!
最後が深める段階。図鑑にも慣れ親しんで、こども自らが自分ですすんで調べていく段階です。
大人用・子供用関係なく、その子の興味にあったものをどんどん与えてあげるのがポイント・・・例えばこんな図鑑もアリ!
それこそ、医者の父親の医学書を眺めていた子の世界ですよね。
大人用だから、洋書だから、と親がいるいらないを決めたらダメってことですね〜。って、これ、親の知識の幅まで問われているような・・・くわばらです(汗
他にもたくさんのおすすめ図鑑が掲載されていたので、ぜひ一度手に取ってみられることをおすすめします〜!
お母さんの図鑑との関わり方
一緒に読むお母さんは、真剣に1つ1つ見ていくのではなく、おもしろそうなとこだけ見て感想を言うのがポイント。それくらいラフに図鑑を読もうってことですね。
確かに、図鑑って女性はあまりなじみがないかも。なので、図鑑=難しい!って心理的に距離感を覚えてしまっているのかも。
このページのどれが好き?なんて言って、好きなものを言い合うだけでもOK。とにかく、図鑑を通じてコミュニケーションをはかり、図鑑=敷居の高いものではなく図鑑=身近なものとして日常に取り入れることが大事っぽいです。
そうしていれば、いつかは子供の方から、「ママ、ここ読んで〜!」と言ってきてくれるそう。
しかも子供の「これ読んで〜」は「一緒に遊ぼう!」って意味らしいので、ママは一言一句すべて読まなくても大丈夫なんですって〜。やばい、言葉通りに一言一句読んでしまうタイプだわ私・・・(汗
まとめ
今回、この記事をまとめるにあたって、子供に勉強しなさい!とか言う前に、親が勉強してないといけないな〜ってことを痛感しました。
私の父は何かわからない言葉があったらすぐに調べる辞書マニア。そのせいか、私も言葉の定義とか意味とか気になるとすぐに調べる癖がつきました。
図鑑は家に無かったけど、頼んで買ってもらったことがあります。不思議がいっぱい詰まっていて楽しかった記憶が・・・。
地球儀もリビングにあって、くるくる回して遊んだり、ニュースで出てきた国名を調べたり、旅行先の国の緯度を見たりするのが好きでした。
って、これすべて親がそうしてたから、私もそうなったんだな〜って。
やっぱり、なんだかんだ環境って大事だなと。
しかも、0歳から図鑑は早いと思っていたけど、そうじゃない。早くから見慣れておくことが大事なんだな〜と。
というわけで、早速地球儀と図鑑をそろえることにしたゆうママでした。
みなさんも、ぜひお子さんと知的好奇心を満たす環境作りにチャレンジしてみてください〜!ではまた!