食育とは?子どもの食育を始めたいママの入門本はこの3冊
昨年9月に食育基本法が制定されるなど、「食育」が1つのブームとなっています。
でも食育って実際何をすることを言うの?何から始めればいいの?というママが多いかと思います。
私自身、食育をスタートするにあたり20冊ほどの食育関連本を読み勉強しました。
その中で、ぜひこれから食育を始めたいママの食育入門として読むべき3冊をまとめました!
おすすめはこの3冊!
すばりこの3冊を入門編としておすすめします。
私のおすすめする3冊は以下。
1)自分たちが食べているものの正体を知る:「食品の裏側」
2)食育とは何か?を知る:「食卓からの子育て」
3)具体的に子どもと何ができるのか知る:「台所育児」
順番に読み進めていただければ、すんなり理解がすすむかと思います。
自分たちが食べているものの正体を知る
食品の裏側 著:阿部司
メーカー側の立場にいた著者が、食品製造の現場でいかに添加物が安易に加えられていくか?と問題提起した書籍。アマゾンでは添加物カテゴリで常にベストセラー1位となっている有名な本です。
添加物、怖いんだよ!!なんて脅す気はさらさらありませんが、私自身この本を読んだ後はしばらく加工食品が食べられなくなってしまいました・・・
今は、外食や、病気のときなど、インスタントに頼るときはあって仕方が無いと思っています。
普段何気なく食べていた「食品」を、意識して選ぶキッカケとなった本。
私たちはあまりにも意識せずに食品を選び、時に「安いから」という理由で買い物カゴに放り込んでいないでしょうか?
自分が口にするものだからこそ、しっかり食品の表示を見て、値段の理由を知り、買う。
知って買うのと、知らずに買うのとでは大違い。
この本を読んで、ある程度の添加物の知識が得られるので、いつか息子にも食品選びのポイントを教えたいなと思っています。
手軽に「食」が手に入るようになった一方で、食品が出来るまでの「過程」が見えなくなってしまっている・・・そんな現代の食卓に危機感を覚える本です。
添加物が危険か危険じゃないかという議論は未だにありますが、添加物を避けて通れないのが現代。
そんな現代に生きる私たちが知っておくべき食品リテラシーとして、ママになる方には特におすすめします。
食育とは何か?を知る 「食卓からの子育て」
自然療法の第一人者である著者が、実際に家庭教育を実施した経験を交えて、食事の大切さについて優しく語りかけてくれる本。
インスタント食品は怖いんだよ!なんて脅して子どもに食べさせないと、逆に隠れて食べるようになる。
だから、「太陽いっぱいあびたお野菜は美味しいね〜」ってたくさん声をかけて食べさせ、
インスタントが食べたいと言えば飽きるまで食べさせる。
そうすれば、インスタントの味に飽きてやっぱりお母さんの手作りが美味しいねって戻ってくるから・・・など、実際の子育て経験があるからこそ、ここまで現実味のあるアドバイスがもりだくさん。
まさに食育のバイブル的存在。子どもに教える前に、自分自身の食との関わり方を見直すキッカケとなりました。
元祖台所育児の決定版「台所育児 1歳から包丁を」
著者は、NHKのひとりでできるもんを企画するなど、子どもが主体の料理教室を開催するなど「台所育児」の提唱者として有名です。
90年に出版されたこの本は、今読んでも色あせない素晴らしい内容です。
「はじめに」の文章に感動してしまったので、引用させていただくと…
いまどきの子ども、なんだか変?こんぶもいりこもわからない、トリ肌チキン、ギョロ目の魚は気持ち悪いと食べられない。〜中略〜
お母さんがどんなに疲れていても、「早くごはん作ってよ」
いっぱい食べ残しても「もったいない」が分からない
と現代の子どもたちの食生活や生活態度への疑問からはじまります。
そして、台所で食べ物と向き合う経験を子どもがすることで、「生きることは食べること」と理解していく・・・
実際にお子さん達3人を台所育児で育てた筆者だからこそ、道具の揃え方・使い方、子どもと取り組みやすい簡単な料理レシピと手順などが掲載されています。
幼児に食事作りを教えることは、時間がかかり、ただひたすら我慢して見守るという辛い仕事。
でも、今は時間がかかっても、10年先には子どもが戦力となるので台所仕事が軽減され、モトがとれると筆者は言う。
我が家も、子どもがしたい!と言ったときに、どんどん自分でさせてあげる環境と私の心の余裕を持ちたいと考えています。
親が思うよりもずっと、子どもの生きる力は強いんだってことがよく分かる名著です。
まとめ
以上、食育が気になったときに読むべき入門図書3冊でした。
他にも食育に関しては素晴らしい本がたくさん出ています。
しかし、子育て経験のある母としてのアドバイスも盛りだくさんの2冊と、食品の知識を分かりやすく教えてくれるベストセラー1冊。
これをまず読んでおけば、他の本の理解もさらに深まるのではないでしょうか?
「食べることは、生きること」
文化遺産にもなった「和食」。
和食は、四季折々の行事と密接に結びついており、食事づくりを通して、自然と日本文化も継承されていくというのが面白いところ。
お教室に通わなくても身近に出来てしまう「食育」。
これも日本人としての英才教育の1つかもしれません。
以上、ゆうママでした!