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【正しいお箸の持ち方】握り方の発達段階を知り、スモールステップでお箸が無理なく持てる方法

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2歳4歳のワンオペ育児中のアラサー。 激務コンサル会社を辞め、子育てマニアになるべく日々精進中。 慶応経済卒で学歴コンプを抱えつつ、子供が個性を最大限に生かすことができるよう、おうちモンテやおうち英語に取り組む。
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お箸の持ち方が変・・・どうしても治らない…そんな悩みのママ、多いと思います。

ですが、「握り」の発達段階があることを知り、スモールステップで取り組んだ結果、子供がストレスなく自然とお箸が持てるように!

その方法をまとめます。

握りの発達段階を知る

握りの発達はこのようなステップですすみます。

  1. 回外握り
  2. 手掌回内握り
  3. 手指回内握り
  4. 側方つまみ
  5. 静的三指握り
  6. 動的三指握り

となります。

正常なこどもであれば、このステップですすんでいくので、焦らずに子供の持ち方を観察してスモールステップですすめてあげましょう。

1 回外握り

このような持ち方です。

手のひらを上に向けてグーで持ったような状態で操作する持ち方。

スプーンをグーのかたちで握りこんで使っているのが特徴。

2 手掌回内握り

成長すると、次は掌(てのひら)を下に向けた状態でスプーンやフォークを握るように。

ぎゅっとグーの手でスプーンを握るようにして持つのは変わっていませんね。ですが、回外握りよりもこちらのほうが、肘の動きや手首の屈曲の動きが出やすく、手指の発達に繋がりやすいのが特徴です。

3 手指回内握り

 

先ほどよりも成長すると、このようにグーの手で掌全体で握るというより、指先も使いながら握れるようになってきます。指先で握れるようになってきている時点で、前段階よりも手先の握りが発達してきていることが分かります。

握るを強化する色々な100均おもちゃを紹介↓

 

4 側方つまみ

 

 

前の段階よりも手や指の動きが発達すると、3指を中心とした握り方となってきます。しかし、まだ「つまむ」ような段階なので、お箸を自在に操るにはもうひと踏ん張り!といったところでしょうか。

ここで、しっかりと3指を鍛えるおもちゃを使ってあげると良いですね。

 

5 静的三指握り

2 歳半くらいになると、3指でスプーンを持てるようになってきます。しかし、3指を直接動かすのではなく、肘や手首を動かして作業するため、「静的三指握り」と呼ばれます。

6 動的三指握り

5 歳くらいになると、鉛筆が正しく持てるようになります。正しくとは、小指と薬指を机上に固定して安定させ、残りの3指を動かして絵や字を書くということ。

この段階になると、3指を直接動かせるので「動的3指握り」と言います。

一般的には5歳ころに正しく持てるようになればいいので、ママは焦らずにじっくり取り組んでいければいいと感じます。

発達段階の考え方

以上のようなステップで発達していくのがオーソドックスではありますが、例外もあります。

柔軟に考えよう

スプーンやフォーク等の握り方には多様性があるので、ここに挙げた種類だけではありません。いろんな握り方が存在しています。

大人になり3指握りが完璧にできるからといって、でも魚を釣って魚を捕まえる時にはがっしりと回外握りでつかまえる場合もあるわけです。

つまり、必要に応じて握り方を使い分ける柔軟性をもって考える必要があります。何が何でも3指握りが一番高度で、これをしないといけない!というわけではないということ。

リハビリの場では、子供が回外握りであっても、それで使いこなせているのであればそのままでいいと判断する場合もあるみたいです。

子供は正しい持ち方を求めていない

握りが発達するのは、子供の本能のようなものです。

その時々の手首・指・肘の運動機能に合わせて、脳が勝手に「使いやすい」持ち方を選択しているのです。

一時的に退行することもありますし、回外握りで上手に鉛筆が使えれば、3指握りに成長する可能性が低くなることも考えられるのです。

発達していって3指握りをマスターするのが、人間の体の機能的には一番効率的です。しかし、その前段階で様々なことがクリアできれば、体は合理的ですので、それ以上上手になる必要が無いと判断してしまうのです。

つまり、子供はあくまでその時々の合理的・効率的なやり方を本能的に選択しているのであって、正しい持ち方を求めているわけではないのです。

ただ、お箸の持ち方に関しては、正しく持てないと世間体が悪い、小学校受験で損をする…なども考えられるので、親が根気よく正しい持ち方を提示し、やり続けるしかないかもしれません。(結構こういうのは、好きな女の子に持ち方汚いって言われた…とかプライド壊された時に、本人がやる気になって直そうとする…とか、あるのかも)

観察のポイント

スプーンやフォーク、鉛筆の握りでも基本的には今どんな握り方をしているのかを観察するのが重要です。

  • 手のひら(手掌)の向きは?
  • 握りは手掌中心か指先中心なのか
  • 操作しているのはどの部分か?腕や手首などの動きは?

以上の点をを中心に現時点での段階を把握します。

そして把握したあと、次の段階にすすめるようにアプローチをしていきます。

注意点

記載したやり方はあくまで様々ある手法の1つですので、絶対ではありません。しかし、子供の発達段階を知ることで、「なんでできないの?」と親がイライラしてしまうことが減ると思います。

子供の発達段階を知り、その時に応じたやり方を臨機応変に探っていければ、親も子供もラクに持てるようになるんだと思います。

他人を比較するのではなく、過去の子供自身と比べてあげてくださいね!

こちらの本が、発達に応じたアプローチが掲載されていてためになりました!

 

参考記事

リハビリを中心としたアプローチ方法はこちらの記事を参考にしました。

発育に課題がある場合は、このような適切なアプローチを柔軟にしてくださる作業療法士の方と出会えたら幸せですね。

 



 

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