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【決定版】震災経験者から学ぶ!赤ちゃん・子連れママの防災グッズリスト

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2歳4歳のワンオペ育児中のアラサー。 激務コンサル会社を辞め、子育てマニアになるべく日々精進中。 慶応経済卒で学歴コンプを抱えつつ、子供が個性を最大限に生かすことができるよう、おうちモンテやおうち英語に取り組む。
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地震大国の日本。そんな日本に生まれたからこそ、地震災害のもしものときの対策はしっかりしておきたいものですね。

特に、赤ちゃん連れで避難しないといけないママは、通常の備えに加えて赤ちゃんの防災グッズも揃えておくと安心です。

今回は、ママが赤ちゃん連れで避難する場合の対策と、防災グッズについてまとめてみました。

 

東日本大震災でのママたち

東日本大震災では、建物倒壊での被害よりも津波被害のほうが甚大でした。また、原発事故によりふるさとに住めなくなってしまった方々も多く、現在も避難されている方が数多くいます。

次におこる大震災で、津波や原発事故が再び生じるかどうかはわかりません。しかし、東日本大震災を経験したママ達の体験談から、私たちが学ぶことは非常に多いと思います。

ママ達の体験談をまとめて書籍も出版されています。私も実際読みましたが、震災が起きたら・・・がリアルに想像でき、防災への意識が高まりました。図書館などで借りてぜひ読んでほしい1冊です。

防災グッズの考え方

赤ちゃん連れ避難対策

防災グッズを考えるときに、常に持ち歩くべきもの、防災リュック・お家の備蓄としてのグッズの2つが存在します。通常の備えにプラスして、特に赤ちゃん連れで避難せざるを得ないママが揃えておくべきものをまとめています。

常に持ち歩きたい防災グッズ

電車にのっているとき、お出かけしているとき、お買い物しているとき、いつ何時地震にあうかは分かりません。そんな時に、常に持ち歩くバッグの中に何を入れているかが、生存を大きく分けるかもしれません。

特に、お出かけ中に地震に遭遇し、そのまま野外で救援物資がこないままに一夜を明かさないといけないなんてこともありえます。

そんなとき、下記のものがバッグに入っているのといないとでは、ママの心持ちがずいぶん違います。特に、自分だけでなく、赤ちゃんの命も守らなければならないストレスを軽減させてくれます。

  • 移動手段:抱っこ紐
  • 食料:1日分のミルク・おかしなど、ペットボトルの水、チョコ
  • 清潔用品:多めのおむつ、多めのお尻ふき
  • 生存用品:携帯バッテリー、アルミブランケット、ホイッスル
  • 危険回避:赤ちゃんの名札

移動手段としての抱っこ紐

ベビーカーでの移動が多いママは、荷物になりますが、抱っこ紐も常備しておくと安心です。被災すると、道はぐちゃぐちゃでベビーカーはまず使えません。そんなときに抱っこ紐も無く赤ちゃん連れで移動するのは、ママへの負担が大きくなってしまいます。

抱っこ紐の代わりとして、さらしを1本入れておき、さらしでのおんぶ・だっこの方法を知っておいてもいいと思います。さらしは、包帯やオムツなどと汎用性が高いので避難バッグに入れておいても有効です。被災すると、何かで代用するなどのママのサバイバル能力も問われます。

プチ食料をバッグにしのばせよう

私の先輩で、実際に東日本大震災で被災した方は、震災後はどんなときも常にペットボトルの水とチョコを携帯するようになりました。いざ、自分と赤ちゃんの身を守れるのは、ママだけですから、プチ食料は常に携帯しておきたいものです。

まだミルクの赤ちゃんは、予備のミルクを携帯しておく。離乳食がはじまった赤ちゃんは、おやつを多めに携帯しておく。また、水も500mのペットボトルでいいので、常にバッグに入れておく。ママ用にチョコを携帯しておく。そうしたちょっとした食料が、命をつなぐ場合も想定されます。ちなみに私はスーパーで購入したえいようかんを常備しています。

清潔用品は多めに持ち歩こう!

おむつは常に何枚持ち歩いていますか?ギリギリの枚数だと、いざ被災したときに困ります。常に出かけるときは、5枚の枚数になるよう補充し、おしりふきもあと数枚で無くなる状態は避けておくと安心につながります。

また、おしりふきは、アルコールが入っていないので、体を拭いてお風呂代わりにもなります。無くなりそうだな〜というときは、新しいものを一緒に入れておくと、いろんな用途で使えますよ。

生存用品はあると安心

今や携帯があると無いでは大違いの情報量。そしてラインなどで連絡もできますので安否確認がすぐにできます。

ただ、電池切れ・・・なんて悲しいことにならないように、常に充電はいっぱいにしておくのはもちろん、念のため予備電池やモバイルバッテリーを持ち歩いておくと安心です。私はこのソニーのスティックタイプのモバイルバッテリーを携帯しています。iPhoneなら一回弱はフル充電可能です。

外出先で一夜を過ごさないといけない場合に、アルミブランケットがあると特に冬場は安心です。阪神淡路にしても、東日本にしても、どうしてこう寒い時期に地震がやってきたのか・・・と考えてしまいます。

寒さは、体力を奪います。特に赤ちゃんにとって体温の低下は危険です。

アルミブランケットは、小さく折り畳んだものですので、ハンカチくらいのサイズ。バッグに1つ入れておくと赤ちゃんとママが一緒にくるまることで暖をとる事ができますよ。

また、ホイッスルも、どこかに閉じ込められてしまったときに助けを呼ぶ事ができるので安心です。声を出し続けることは体力を奪いますが、ホイッスルだとよく聞こえ、体力も温存されます。こちらもサイズは小さいので1つ入れておくと安心です。100円均一などで手軽に購入できます。

赤ちゃんの名札

もしもママに万が一のことがあり、赤ちゃんだけ残されてしまったら・・・。私は母子手帳はどんな時も肌身離さずもっています。ですが、コレにプラスして、赤ちゃんのことが分かる名札を持ち歩く、赤ちゃんの荷物につけておくと安心です。

名前、連絡先、アレルギーの有無は必ず書いておきましょう。特にアレルギー情報はしっかり記入しておくことで、言葉の話せない赤ちゃんの危険を回避することができます。

お家での防災用品

防災グッズ赤ちゃん連れ避難

外出先から無事にお家に帰宅できたとします。また、1日の半分は夜ですので、被災するときもおうちにいることが多い可能性があります。となると、お家での備蓄は大きなポイントとなります。

何を?何日分用意すればいいのか?

お家が無くなっていない限り、電気・ガスなどの生活環境の復旧には少なくとも2〜3日はかかります。しかし南海トラフを想定した国の中央防災会議では7日間の備えをしておきましょうと言っています。ですので、理想は7日分の備蓄ですが、仮にお家で2〜3日のプチ避難生活をしなければならない場合に、ママが備えておきたい最低限の防災グッズをまとめました。

黒字のものは避難する時にすぐ持ち出せるようリュックなどにつめ、玄関付近に置いておくと便利です。その他のものは、家に備蓄しておくことをおすすめします。

  • 食料:水、非常食、ベビーフード、紙皿・紙コップ・箸等
  • 清潔:からだふき、マウスウォッシュ、災害トイレ
  • 生活:ガスコンロ、軍手、携帯充電器、ろうそく・ライター、懐中電灯、ラジオ、カイロ
  • 筆記:布ガムテープ、マジック
  • 汎用:サランラップ、黒いゴミ袋、バスタオル
  • 身分:家族写真通帳・免許証・保険証などのコピー、母子手帳コピー
  • 穴場:マスク、キャップ、化粧品、生理用品

食料はローリングストックで

非常食は、一時持ち出し袋にはゼリー状の栄養補助食品などカロリー重視のものを3日分確保しておき、「食べ物」はお家に備蓄しておくと安心です。

大人は空腹を我慢できても、赤ちゃんは我慢できません。なので、卒乳していない赤ちゃんであれば、ミルクや母乳をしっかり飲ませましょう。哺乳瓶の消毒などができない状況が予想されるので、使い捨ての哺乳瓶を常備したり、スプーンなどであげるといったことができるようにしておきたいものです。

こちらの使い捨てボトル、購入しましたが、どうしても乳首の穴が大きくてぼたぼたとミルクが出てくるので息子は飲みにくそうでした。でも非常時では無いよりましなのかと。

東日本大震災経験者のなかには、震災のショックから母乳が出なくなってしまった方もおられます。また避難所によっては粉ミルクの配給が無いということもあるそう。粉ミルクは多めにバッグに入れておくと安心です。

離乳食完了期の赤ちゃんは、ベビーフードのストックをある程度持っておくと安心です。ですが、大人の食べ物を噛み砕いて口移しであげるということも非常時ではしないといけないかもしれません。虫歯菌が・・・とは非常時には言っていられません。とにかく、生き抜くことが第一優先です。

非常食

また、ママ達大人の食事をしっかり揃えていないと、母乳も出ませんし、ママ達がイライラしてしまいます。しかしだからといって、味気ないカンパンだけ・・・という生活を3日もすると心がすさんできます。食は人の心を暖かくします。非常食を備蓄しておくのも良いですが、普段食べ慣れているレトルト食品などを備蓄し、普段から食べて、そして補充しておく・・・というローリングストック法もおすすめです。

我が家では、レトルト食品は普段食べないので、非常食をがっつり楽天スーパーセールのときに購入しました。西尾のアルファ米は、水でも食べられるのが特徴。1年に1度、9月1日の防災の日に、内容を見直し、期限がきたものを実際に食べています。

また水は、1人1日3リットル必要と言われているので、家族の人数×3日分は常備しています。5年保存のきくものを玄関すぐの収納に入れています。ちなみにトイレなどの生活用水を含めると1日10リットルが必要と言われています。鹿児島の志布志は自然豊かで食べ物がとても美味しいので、水も美味しいだろうということで、こちらを備蓄しています。

 

清潔用品は食料と同じ位マスト!

これは持ち出し袋には入れる必要はありませんが、お家に備蓄しておくと安心です。

阪神大震災の経験者が語っていたのですが、「みんな食べることには注目するが、意外に出すことに関心がない。でも震災がきても、出るものは出る。だから、トイレがすごく困った」と。

食事=食べることも大事ですが、人間食べたら出ます。しかも断水がおこることが予想され、トイレはどこも使えなくなります。自衛隊がトイレを設置してくれるのも、時間がかかります。

 

また、東日本大震災のときは、お風呂に入れたのは1ヶ月後・・・という方もおられたようです。水が貴重なので歯磨きが出来ず、口臭がひどくなり人と会うのが嫌だと感じた方もおられたよう。

食べ物を準備したら、しっかり災害用トイレとからだふき、水の要らないマウスウォッシュを揃えましょう。歯が生えている赤ちゃんには、オムツと歯磨きティッシュなどを準備しておきましょう。からだふきはホームセンターやドラッグストアで介護用品として販売されています。

生活用品は、あると心が和む

今はコンロが無くても、水だけで食べられる非常食もあります。ですが、被災時に暖かい食べ物ほど被災者の心をいやしたものは無かったそうです。ガスコンロは、あるとないで、ずいぶん生活クオリティに差が出るので、一台は置いておくといいと思います。ガスボンベも予備を常備しておくことを忘れずに。

また、充電が切れた携帯は何の役にも立ちません。充電が切れても大丈夫なように、電池式充電器や予備のバッテリーなどを家においておくと安心です。

ラジオやろうそくは、無いなら無いでなんとかなるとは思いますが、ストレスを軽減してくれるものです。私は、ラジオ機能やライト機能がついたカシオの防災ラジオを枕もとに置いて寝ています。いざ電池が無くなっても、手回しで充電できたり、携帯も充電できたりと、1台あると本当に安心の優れものです。

忘れがちな筆記用具

ガムテープとマジックさえあれば、安否確認などで使え非常に重宝すると震災経験者が語っておられました。自宅のドアに、安否確認として貼っておくなどできますし、伝言板代わりに使えます。

携帯電話が使えない状況で、アナログな連絡手段として重宝するそうです。

汎用用品としてのサランラップ

黒いゴミ袋は、トイレ代わりにもなるし、汚物処理にも使えるし、アイデア次第でとても汎用的に使えます。また、サランラップも非常に使えます。いざという時の傷口の処理になったり、お皿に撒いてつかうことで皿洗い不要になります。(非常時、水は貴重です)

また、バスタオルは授乳時の目隠しや子供のおくるみとしても活用できます。避難生活では、授乳室なんて用意されません。人の目の中で授乳しなくてはなりませんので、少しでも目隠しになるものがあると安心です。(余談ですが、震災時に女性や子供は狙われてしまうという話もありますので、ママは気をつけたいところです。)

忘れがちな身分証明のコピー

家族写真は、もし家族に万一のことがあったときに、張り紙として使用したり、避難生活での心の支えになってくれるそう。また、ママは、子供の予防接種のページをコピーしておくと良いでしょう。もちろん、普段から母子手帳を肌身離さず持ち歩いておけば良いですが、なかなかそうはいかないときもあるでしょうし。

穴場用品

女性特有の持ち物である生理用品や化粧品などは、緊急物資のなかでも優先順位が低かったりしてなかなか配布されなかったりするそうです。

東日本大震災のときは、避難所を仕切っていた年配の男性が、救援物資のなかの生理用品を「不謹慎だ」として突き返したという話も出ています。いったい何が不謹慎なのかわかりませんが、自分の身は自分で守るしかないんでしょうね…生理用品も1パック入れておくと安心です。下着の替えの代わりにもなりますし。

また、マスクやキャップがあると、お風呂に入れていなくても、外出しようという気持ちになれる便利グッズらしく、大震災を経験した女性たちの強い味方だったようです。

確かに何日もお風呂に入れない頭だと、気になります。キャップをかぶることで、そのストレスもかなり軽減されるようです。

赤ちゃん・子連れ避難の「心」を支えるグッズ

以上が、生活必需品としての防災グッズですが、余裕があれば「心」の平穏を支えるグッズも入れておくことをおすすめします。

避難生活が長引くことを想定すると、赤ちゃんや子供さんの好きなおもちゃや絵本を1つでも入れておくと良いかもしれません。

また、避難所や被災地では不届きものによるいたずらなどの被害も報告されています。住み慣れた地域でも、「防犯ブザー」を持って移動し、絶対に女性や子供1人で移動しないなど警戒して過ごすことが必要かもしれません。

まとめ

以上、赤ちゃんのいるママが備えたい防災グッズのまとめでした。震災が無いのが一番ですが、もしも起こってしまったときに、防災グッズがあると無いとでは大違いです。一度きちんと揃えておくと、あとは1年に1度メンテナンスをするだけなので、とってもラク。そして何より備えがあるという安心感。

被災地では、スーパーなどであっという間にモノが無くなってしまいました。非常時では、自分の身を守れるのは自分だけ。赤ちゃんにとって、ママしか頼れる人はいません。

ママは、しっかり日頃から防災シミュレーションを頭でしておく、パパと避難場所・連絡方法を相談しておくなど、赤ちゃんとの避難を念頭に、念には念を入れて準備しておきたいものです。

こちらの記事には、赤ちゃん連れで地震に遭遇したときの行動や心構えについてまとめています。こちらも参照していただき、地震災害に備えていきましょう。

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以上、ゆうママでした!

 

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