関西の私立小学校受験事情。お受験塾に通うべき?コネ入学はあるの?実体験からのボヤキ
そろそろ受験シーズンを迎える秋。我が家も小学校受験を視野に入れている(というか自分が私立小出身なのでそれ以外の選択肢をあまり考えていなかった・・・)ので、昨今の小学校受験事情を調べてみました。
関西のお受験事情
関西の私立小学校は、関東に比べるとその数は少なく、また倍率も1.1倍の学校もあったりとかなりゆったりとした印象。
関東では幼稚舎などは20倍の倍率など、激戦学校がひしめきあっています。そりゃ受験塾に毎月10万円支払う人も出てくるな~と。何校も併願するのも当たり前な世界。
そんな関東のお受験と違って関西の受験は、人気の付属小学校でも東京よりは入りやすいのが実情です。
しっかりとお受験対策が必要なのは、国立小学校を受ける場合。国立小学校希望の場合は、しょうがく社などの塾に年中から通われている方が多いです。
私立小学校の試験の流れ
近鉄沿線から通える範囲である帝塚山学園、近大付属、奈良学園に関して調べたところ、すべてが面接を経て、子供の試験を行う流れでした。
そして、帝塚山学園に関しては子供の試験を行った当日に合格通知が発送されるというスケジュール。
ここで疑問に思うのは、わずか数時間でテストを採点して、合格を出すというこのスピード感でした。ほかの2校も、即日ではないものの翌日には通知を出すなど、子供の試験後から通知を出すまでの時間が想像していたより短い!
恐らくですが、面接である程度の目星をつけておいて、子供の試験はその確認作業のようなものなのかなと邪推…。
父親が某私立学校の入試担当をしていたこともあり、子供が授業についていけるかどうか?という点は必ずチェックすると言っていました。行動観察などは、子供が自分のことが自分でできるか(教師の手間をとらせないか)、教師の指示をきけるか(管理できるか)という点をチェックするためのものだと。
塾に通わせる?
子供の性格にもよりますが、1歳から七田式に通塾中で、ある程度座って授業をうける耐性があり、プリントをすることにも慣れている我が家。
塾に通わせると、結構ぴりぴりムードだったり、親のマウンティングもあったりと気苦労も多そうだな~ということで、我が家は塾には通わせず、自宅学習を選択しようと思っています。
ただ、大勢で知らない場所で試験を受けるという経験だけはしておかないと、本番で泣いてしまって受験できないということもあるので、模擬試験などは定期的に受けて慣れさせようと思っています。
進学塾の体験にも行ったのですが、どうもうちののんびり息子には合わないな~と感じてしまったので^^;
塾は必要か
国公立など、倍率が高い学校であれば通塾も考えたと思いますが、塾無しで保育園からでも合格した人はたくさんいます。
入試説明会に参加して、問題文がそこまで難しくない事や、個人面接もあるので、本人の良さを伝える場所があるということも加味し、塾無し受験を選択しましたが、ご家庭によって意見は様々だと思います。
小学校受験は、子供が通常の発達具合であれば、ペーパー試験の点数よりもほぼ親の面接で決まるようなものと感じています。(子供の試験からの合格通知のスピード感から)そして面接で大事になるのは、その学校への理解度と、親と子供の普段の生活態度です。
どのような信念をもって子育てをしているのか?過保護になりすぎていないか?
口だけではなく、子供に率先して態度で示しているか?
面接でいくらいいことを言っても、子供のちょっとした一言で普段の家庭の様子が露呈しますからw
ほぼ面接で決まる学校が多いですが、そのことを塾は決して言わないと思います。でないと、ペーパー試験対策とかで儲けていますからな~。小学校受験というブラックボックスだからこそ、このお受験産業が成り立っているような気もしています。
年長さんになると月3~4万円のお月謝が普通で、夏期講習とかで10万円~とかだもの。まあそれで親が安心できるなら安いのかなと思うけども、うちの場合は公立校出身の主人が、「そこまでしなくて良くない?倍率も1.1とかでしょ?たぶん、子供のペーパー試験とかより、普段の過ごし方とか親の態度をみてると思うよ!七田式もモンテ教室も通ってて、その上お受験塾に行く必要は無いと思う」の一声もありw
コネで入学した私の場合
私も30年ほどまえに小学校受験を経験しています。私の場合は、塾に通わず、模擬試験を数回受けて、小学校に合格しました。その小学校の系列の大学で、祖母が教授をしていたことが大きかったと思います。
もちろん、倍率も1.5倍とそこまで高くないうえに、OBOGを大切にするファミリー志向の学校だったからというのが大きな理由だったと思います。
今でもその学校の願書には、志望理由よりも大きく「学校関係者・出身者」を記入する欄があります。そのことが、ファミリーを大事にしていますよっていうサインだと感じました。
コネは最強の安心材料?!
東京での受験ですと、理事長と仲がいいくらいのことはコネでは無いようです。幼稚舎クラスになると、親は有名人著名人ばかりですから、よっぽど3親等以内のコネじゃないとコネと呼べないレベルかも・・・。
コネって採用する側にとっては、最高の安心材料の1つなんですよね。目の前に3人子供がいて、そのうちの2人は全く知らない子、そのうちの1人は自分の教え子の子供。だったりすると、入学後学費ちゃんと払ってくれるのか?とかモンペのリスクはないか?とか様々な不安を打ち消してくれる材料として、コネ=今まで安心してお付き合いできた過去を選ぶってことだと。
小学校受験をしたからこそ、我が子は塾に通わせたくない
実は、私自身が小学校受験を経験しているからこそ、塾に我が子を入れたくないなというのが正直なところ。
今でも、模試を受けた時の「あ、これめっちゃ引っ掛け問題やん!」って悔しかった気持ちを覚えています。
5歳で模試に慣れて、点数を獲得することに満足を覚えた私は、大学入学まで、その点数至上主義が抜けなくなってしまいました。
模試なんてパターン学習です。思考力が問われていますが、よっぽど教え方がうまくない限り、ある程度のパターン学習に落とし込んだほうが効率的に点数が伸びるから。
そんなパターン学習に慣れてしまって、本当の「学ぶ喜び」を忘れてほしくないな・・・そんな思いから、我が子は塾には通わせたくないなと。
まとめ
ぼやきになってしまいましたが、関西の小学校受験事情についてでした。いや違うよ!とかみなさまの体験談があれば、コメントにて教えてもらえると嬉しいです。
また、大手塾への見学などまとめたいと思います。