赤ちゃん妊婦に危険なファブリーズ。不妊の原因って本当?知られていない人体への影響を調べてみた
テレビをつければ、この暑い季節、「夜ファブしよう!」とコマーシャルが流れています。
臭いが消えるとして、ファブリーズを大量にスプレーする「ファブる」という言葉が日本人に定着しつつあります。
ですが、あの匂いを嗅いで、気持ちが悪くなった人も多いのではないでしょうか?
子供が生まれてから、なるべく体に良いものを、心地よいと感じるものを選ぶようになり、ファブリーズの不自然さに年々敏感になってきました。
今回は、ファブリーズの人体への危険性を調べてみたいと思います。
ファブリーズの成分・禁止事項
原材料・成分
トウモロコシ由来消臭成分、除菌成分(有機系)、香料とAmazonでの商品情報に記載されています(2019年8月現在)
後述しますが、その詳細については表示義務にないため、企業秘密とされています。
使用上の注意
- 狭い空間で使用するときは、換気して使用する。
- 子供の手の届く所に置かない。
- 顔に向けてスプレーしない。
- 目に入った場合は、水で十分洗い流す。
といった注意事項の記載もあります。
つまり、ファブリーズを狭い空間で換気せずに使用したり、目に入ってしまった場合は、何らかの症状がでてしまうということが推測されます。
ファブリーズでの健康被害
咳が止まらない、目がかゆい
実際に、このブログの方は咳が止まらなくなったり、お子さんが目がかゆいと訴えるという症状が出ました。
驚いたのは、ただの咳ではなく、止まらなくなり肋骨左右共に4本ずつ「疲労骨折」するほどの酷い咳ということ。
そして病院にいくと、先生からファブリーズの使用を止められたというのです。
お子さんの目のかゆみも、ファブリーズの使用を中止して改善されました。
研究結果などから
どうやら、ファブリーズに含まれている除菌成分のQUATというものが、赤ちゃんマウスの死亡率を上昇させ、卵巣や子宮にも影響を与えることから、不妊になるというのが研究結果などからわかります。
これが、ファブリーズが不妊の原因となるとうわさされている要因かと思われます。
- 赤ちゃんマウスの死亡率が上昇
ソース:食品と暮らしの安全 2018年9月号
東京都健康安全研究センターは2010年、マウスを使ってP&G『ファブリーズ』等に使用される除菌成分「Quat」(第四級アンモニウム塩)の安全性を調べる実験を実施。その結果、赤ちゃんマウスではオス・メスともに有意な死亡率が増加し、臓器の発達の遅れ、尿酸値の低下、毛当地の上昇などの異常が確認された。報告書では、「QUATは布製品に噴霧する家庭用品に配合されることから、人の生活環境における乳幼児および成人の摂取実態調査も昼用で、その結果によっては、吸入による安全性の検討も必要」としている。
- 卵巣、子宮に悪影響も
ソース:食品と暮らしの安全 2018年9月号
アメリカ・ワシントン州立大学のハント博士による実験は科学雑誌ネイチャーに掲載。それによると、マウスのケージを洗浄していた洗浄液にQUATが含まれており、メスの妊娠率が10%に低下し、しかも妊娠後期に多くの胎児が死亡するという、それまで経験したことのない異常事態が発生した。ハント博士は、「QUATは非常に長い時間、環境中に残存するため、人間の女性の卵巣や子宮、授乳に悪影響を及ぼす可能性を懸念している」と述べ、「QUATは最近の細胞膜に作用して死滅させるすばらしい力を持っているが、私たち人間も細胞膜を持っていることを忘れてはいけません」とその使用に警鐘をならしている。
表示規制の対象外
実は、このファブリーズに含まれる成分の詳細は、家庭用品品質表示法の対象外なので、メーカーに問い合わせたとしても、その成分になにが含まれているのかは、「企業秘密」として教えてもらえないのです。
なのに、テレビCMでは、毎日毎日、ファブらないと臭いが消えないような広告ばかりながれていますし、ファブリーズタクシーなんていうものまで出始めました。
ファブリーズの芳香剤が置かれたタクシーに乗ってしまうと、頭が痛くなってしまうのは私だけでしょうか・・・。この表示規制の対象外だということを知り、何が含まれているのかわからない商品は買いたくないな・・・と思ってしまいました。
スプレーで臭いが消える?
そもそも、スプレーをするだけで臭いが消えるなんて、その仕組み自体がどこか不自然に感じないでしょうか?
ファブリーズは、化学反応を起こして、悪臭の原因物質をつつみこむことで消臭効果を発揮するとしています。しかし、いったん包み込んだとしても、悪中の原因物質が消えたわけではありません。
時間がたつと、悪臭のもとが再放出されるといった欠点があるため、完全に臭いを消し去ることができないのです。
様々な商品
ファブリーズのHPを見てみると、布用、空間用、部屋用、トイレ用、車用と用途別にかなりの種類の商品が展開されています。そして、緑茶の香りなど、香料が添加されている商品も。
最近は、「360度立体消臭マイクロミスト」機能がうたわれています。霧状に噴霧され、空気中に漂うことで、人体への吸収力も高まってしまうことを懸念してしまいます。
ファブリーズの安全性は?
メーカーであるP&Gは、もちろん、この成分の安全性を主張していますが、上記のようにそれを覆す研究結果がでてきています。
確かに、スプレーするだけで消臭できる、丸洗いできるという効果は忙しい主婦にとって救世主かもしれません。しかし、そのメリットと同時にこのようなデメリットも存在することも知っておいたほうがいいかもしれません。
メーカーが安全だから安全!というのは、過去の歴史からみてもちょっと信じられないな~という感想です。
臭いに敏感な日本人
そもそも、柔軟剤にもふんだんに香料が使われるようになり、日本人がここまで臭いに過敏になっているのは、テレビ広告の影響が大きいのではないでしょうか?
テレビ無しイクジをスタートして4年になり、テレビ広告を見ることがめっきり減りました。が、先日、実家で久しぶりにテレビ広告を見て、驚きました。臭いに関する広告がめちゃ多い。しまいには、私って匂ってる?なんて思ってしまうくらい。
きちんと、洗濯して、お風呂に入って、お日様に干して・・・としていれば、通常の生活であればそこまでの臭いは気になりません。
それでも気になるのであれば、焼きミョウバンで簡単に手作り消臭スプレーを作ることができます。洗えないファブリック類は重宝しています。(色落ちしないか確認してから使ってくださいね)
番外編:めちゃ簡単、手作り消臭スプレー
焼きミョウバン5gに、水を150cc混ぜて、10倍に薄めたものにお好みでアロマを2~3滴たらすだけ。
溶けるのに、1日ほどかかるので、冷蔵庫に入れて放置しておけば、翌朝には出来上がります。これは冷蔵庫で1か月は保存できるので、10倍に薄めてスプレー容器のいれます。
脇の消臭スプレーとして使っている方もいました。
赤ちゃんやペットがなめても安全な手作りスプレー。しかも焼きミョウバンって100gたっぷり入って200円とかでドラッグストアやスーパーなどで簡単に購入できる。高いファブリーズなんか買うより、コスパ抜群だし、なにより安心安全ってのがもうね。
まとめ
以上、ファブリーズの危険性についてでした。ファブリーズの成分は空気中に漂い、それを人間が直接口や鼻から吸い込むことで健康に重大な影響を及ぼす可能性が高いことがわかったと思います。
少しでもなにか変だなと感じれば、使うことをやめることをおすすめしたいと思います。
もちろん、こんなことメディアは報道しないけどね、特に日本のメディアは。だって、消費財メーカーは大手スポンサー様だもん。