アトピーや敏感肌におすすめの簡単塩素除去のお風呂。1日6円の作りマグネシウム入浴剤で塩素がほぼ0に!
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子供たちはやや敏感肌。食べ物なんかですぐにカサカサになったりします。いろいろと調べると、水道水に含まれる残留塩素が、お肌の調子を狂わせるらしい・・・。
ということで、塩素を抜いて簡単にお風呂に入ることができないか?方法を模索。
今回は、簡単にできたマグネシウム入浴剤の効果と作り方・使い方をまとめます。
そもそも、残留塩素とは
そもそも、残留塩素とは、日本の水道法で定められているんです。
Wikipediaによると
日本では、水道水の消毒は水道法第22条に基づく水道法施行規則(厚生労働省令)第17条3号により「給水栓(俗に言う蛇口)における水が、遊離残留塩素を0.1mg/L(結合残留塩素の場合は0.4mg/L)以上保持するように塩素消毒をすること。
つまり、日本の水道水には必ず0.1mg/ℓ以上の残留塩素が存在することになります。この0.1以上という数値がくせ者でして、上限が決められていないというのが、予防原則にたっていない日本らしい決め方かなと。
また、浄水場が近ければ近いほど、残留塩素の濃度は高くなります。
みんなの宅配水HPによると、
日本は0.1ppm以上が基準とされており下限だけで上限が設けられていないのに対し、アメリカやフランスでは0.1ppm以下、ドイツでは0.05ppm以下という基準で上限だけが設けられています。
そして、世界的にも水質が良い事で知られているヨーロッパでは塩素消毒を行いません。
ということなので、上限が決められていない日本がいかに緩い基準で運営されているのかがよくわかります。
塩素が引き起こす病気・症状
塩素は、消毒・殺菌のために添加されています。
測定器レンタルの株式会社レックスによると
強い殺菌能力がある残留塩素は塩素臭があるほかに水道水源の塩素処理によって、トリハロメタンなどの肝障害や腎障害を誘発する物質や、発ガン性物質を生成することも指摘されています。
また、残留塩素がある水道水のお風呂やシャワーによって、肌荒れになるという意見も。
皮膚科専門の先生の見解・臨床試験によれば 子どもが水泳教室に通うようになったら、肌が荒れだした、といったケースが目立つことから、残留塩素が肌に悪影響を与えるのではないかということが以前から指摘されていました。
これまでは基礎的なデータがなかったため、残留塩素を含む何種類かの温水を用意して、肌への影響について試験をしたところ、たしかに、残留塩素の濃度が高い温水ほど肌の保水力や保湿機能が落ちることがわかりました。(https://www.jyousuiki.com/contents/jittai.php)
実際、東大阪市の残留塩素は?
私の住む大阪府東大阪市での残留塩素を測定してみました。詳細は別記事でまとめています。
おおよそですが、0.4mg以上、1mgに近い残留塩素が確認できました。
塩素除去の方法
塩素除去の方法はいくつかありますが
- ビタミンCを添加する
- マグネシウムを入れる
- 専用の入浴剤を入れる
- 浄水器をつける
といったところでしょうか。
我が家は、残留塩素を測定してその高さに驚いてしまい、浄水器を速攻で購入しましたw浄水器は少々高いのですが、毎日ペットボトルの水を買うことを考えると。
浄水器を取り付けたところ、塩素濃度はほぼ0に。
ただ、お風呂のお湯は大量に使用するため、浄水器ではなくマグネシウム入浴剤を手作りして塩素除去をすることにしました。
簡単、マグネシウム入浴剤の作り方
マグネシウム入浴剤は、宮本製作所のまぐちゃんシリーズで有名になりました。テレビなどにも取り上げられ、注目されていますね。
ただ、宮本製作所さんのまぐちゃんシリーズ、結構いいお値段なのですよ・・・。
というわけで、アマゾンでこちらを購入して、付属の洗濯用ネットに入れまして、手作りいたしました。
お風呂用のマグとして300gを使いました。残りは洗濯用に。しかし、酸化してしまうと効果が薄れるという意見もあったので、きっちり使い切れるように500gのものを購入しました。
付属のネットが良い感じ
この付属のネットが、きっちりチャックがしまるタイプで、マグネシウムボールが直径5mmと非常に小さいのですが、洗濯しても中身が出なくて重宝しています。
500gのものには付属ネットが1つだけなので、ダイソーでブラジャー用洗濯ネットを購入して、お風呂用に使用しています。しかし、チャック部分にわずかな隙間ができるので、ここから5mmのマグネシウムボールが出てきてしまいます…。なので、縫い合わせて使用するか、入浴剤として使うときは揉まないとか配慮しながらの使用になります。
マグネシウムボールはどこのが安全?
Amazonで検索すると、マグネシウムボールが様々なところから販売されています。しかし、残念ながら日本製のマグネシウムボールはないようです。今回購入したものも、日本製とうたったいたのですが、よく見ると日本の会社が輸入して販売しているとのこと。マグネシウムボール自体がそもそもほぼ中国からの輸入に頼っているのが現状のようです。
しかしながら、ついてきたメッセージカードの日本語文章がちょっと変でして…。日本の会社なのかな?というところも少々疑問ではありますが、問題なく使用できています。
マグネシウム入浴剤で塩素は除去できるのか?
さて、ここからがようやく本題。
こちらの測定キットを購入して、塩素が除去できたのかを測定しました。
結果は、ほぼ0に近いくらいの除去ができていました!
薄いピンク色のチューブが水道。透明のチューブがマグ入浴剤を30分以上つけた水道水。
ほぼ透明で0.1mg以下になっているのがわかります。
水道水そのままでは、1mgに近い残留塩素濃度でした。
あと参考までに硬度も計測しました。
マグネシウム入浴剤を入れたものの方が、水道水よりも硬度が高くなっているのがわかります。きちんと、マグネシウムが溶けた証拠ですね。
マグネシウム入浴剤のコスパ
きになるコスパですが、300gの入浴剤を作るのにおおよそ1800円。
効果がいつまで持続するか不明ですが、宮本製作所によると300回の使用に耐えうるということ。なので、300回使用できると考えると、1回あたりのコストは6円!
塩素を除去するという入浴剤なんか、結構いいお値段がするので、それを考えると1回6円で塩素が除去できるのはとてもコスパが良いな~と感じました。
まとめ
マグネシウム入浴剤、300gを30分以上お風呂に入れておくだけで、塩素濃度が非常に低くなり、ほぼ除去することに成功しました。
もちろん、0.1m以下をもっと追及していくならば、他にも方法を組み合わせる必要があるかもしれませんが、10分の1に減っただけでもお肌への負担はかなり軽減されます。
子供たちのあせもなども治りやすくなったと感じています。
以上、参考になれば嬉しいです。